母は昔から良く歩く。
歩くのが好き。
と言うか運動神経が悪い人だったので
自転車で転ぶことも多くて必然的に歩いていた。
車も運転できないので公共の乗り物は好きだった。
この頃は脱腸の痛みもあり
座ると触るから立ったり歩く方が楽。
と良く散歩した。
私と犬(大型犬なので母では無理)と3人で散歩したり
少し距離があったが
1人でブティックに行くのも好きだった。
デイサービスに着ていく。
と良く服を買っていた。
とても嬉しそうだったし母がきれいにしているのは私は好きだった。
ましてや医師からあと3ヶ月と聞いていたし自分の年金は好きに使ってくれ。
と思っていた。
が…父は怒っていた。
そんなに服を買うな!
父は食べることが大好きなので
きっと食費が減るのが怖かったんだろう。
父にお金を渡すと全て食材に変わるので母はお金を最後まで握っていた。
母はつらぬいた。
これもきっと母の愛情だろう。
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