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在宅ケアでできること

これまで書いてきたことのように在宅ケアは終末期まで家族がガッツリと介護することはない。

じゃあ今まで通りに仕事もできるか?というと私にはできなかった。

サービスが追加されたり変更されたりするたびに担当者会議がある。

私も仕事で利用者さんの家族さんがどうしても休めないから19時からスタートしてほしい。
と言われたことがある。

受けてくれるケアマネさんと
会社として難しいケアマネさんが見えるのも見てきたので
出来るだけ勤務時間内にしてあげたかった。

毎月ケアマネジャーが来訪される。

受診も母が通っていた総合病院は車で片道30分ほどあり

待ち時間も長い時は2時間あった。

待合の椅子はこじんまりとしていて母は長時間座って待つことが苦しかったのでベットを用意してもらったりしたが父も一緒なのでベットからトイレまでもいろいろと大変だった。

受診後も両親2人では家に着くまでに医師と話した内容を忘れてしまうし受診は疲れてしまうので

帰りにランチに行く楽しみも用意してあげた。

前回の受診からの体調の変化も伝えることができない

「今度、先生に診てもらうときに聞いてみようね。」と決めていたことも毎回忘れている

本人たちからみたら毎日のことでなんとも変わらないので医師には報告しない

例えば前より横になる時間がどのくらい増えたとか

この角度が痛いとか。

かかりつけ医の医師とのやり取りを伝えるとか

食後圧迫がありなんだか気持ち悪いとか。

本当に小さなことだけれど

母は治療をしない緩和ケアと決めていたので小さい変化が大切だと思う

この小さな変化の時に出来ることをすることで終末期に苦しまずに過ごせると思う

私は医師でないので治療でもないし

痛い。とか苦しい。とかから
少しでも楽に過ごせるように貯金をするようなものだと思う

食欲がなくなったりするときは
食べやすいものや好きなものを用意してあげることも

生きている楽しみではないのかな?とも思いました。

我が家は普通の家庭です。

だから高価な食事は用意できないけどイチゴが食べたいなら買ってきてあげよう。とか

寒天がすきだから作ってあげたり

最大は今まで通りに生活できることが何よりの贅沢なんじゃないかと思いました。

それを維持するには私には働きながらはできなかった。

と言うか仕事を辞めてもいっぱいいっぱいだった

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この記事を書いた人

腹膜偽粘液腫の母を在宅で看取り認知症の父と旦那さんと暮らす介護離職した元介護福祉士。
更年期、50肩、足底筋膜炎と網羅した私です。

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