今の母に通販で買い物をするな。
とは言えない。
何がどう足りないのか話し合った。
通帳を一緒に見る
この時初めて年金の金額がわかった。
そして光熱費やもろもろの生活費はすべて父の年金から落ちていて
母の年金は食材や普段の買い物や
欲しいものを買うためのものであった。
残高が乏しくなると父の通帳から10万単位で引き出していた。
父はほとんど洋服を買ってはもらえない
穴が開いたり毛玉だらけになっても買ってはくれないので
以前から私がちょこちょこ買っていた。
こうなったのには夫婦ならではの深い闇があって
私が間に入ることもできない。
「これ、足りてるよねえ?」
計算してみるとサービスの料金を引いても半分は残る。
以前のように外食にもなかなか出かけられない状態だし
これだけあれば。と思う私だが
母としては不安のようだった。
「もう全部断って。だいたい私の病気のこと皆しらないじゃない。」
今思えばこの時に母の状態のことをきちんと話した方が良かったのかな
と思ったりもする。
母が最期に枯れるように逝けるように皆が力を合わせていることを。
でも怖くて言えなかった。
とりあえず訪問薬局を断った。
事情を説明し来るときが来るまで訪問看護も減らしてもらった。
訪問医療も。
医師はとても親切な方で母の冷たい態度から自分に対して信頼がないから
仕方がないよね。でもよくあることだから。
と笑ってくれた。
でも必要のない時期はそんなに長くは続かなかった
結局すぐに回数を増やし再開になった
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